2007年11月3日土曜日

グラビアアイドルの転換期

フジテレビVQには周防玲子(現:すほうれいこ)、一戸奈未(現:一戸奈美)、川村亜紀(同年「ミスヤングマガジン」グランプリ受賞)、桜井裕美(後に『JJ』のファッションモデルに転身)、三津谷葉子(1996年『ホリプロタレントスカウトキャラバン』優秀賞)、金子さやかの6名が選出。またこの年の『ホリプロタレントスカウトキャラバン』で審査員特別賞を受賞した綾瀬はるかがグラビアアイドルとしてデビュー。この頃は大きな反響を得られなかったが、後にテレビドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』で主演に抜擢され女優として開眼する。

ハロプロ勢にも4月から石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依の4名が加入。前年の勢いを加速して一般雑誌にまで取り上げられるほどのブームを巻き起こし、グラビア業界を華やかに彩った。この他では杏さゆりがこの年の「ミスヤングマガジン」準グランプリを受賞。細く締まったしなやかなウェストから後に「くびれクイーン」の称号を受けてグラビア誌面で活躍する。歌唱力が優れている上に、ピアノ・ギター・マンドリン・シンセサイザーを演奏し、作詞作曲も自ら手掛けるなど、非常に高い音楽性が備わっていた。加えて後のグラビアアイドルにも通じるスタイルは雑誌のグラビアやアイドル水泳大会を度々飾り、彼女の写真集は2006年の現在もなお古書市場で根強い人気を保っている。

そして天真爛漫で素直な性格は中西裕の漫画「あしたのナオコちゃん」のモデルにもなった。1980年代の人気歌手・アイドルの一人である。1963年7月24日、大阪市浪速区の愛染橋病院において会社員の父親の長女として誕生。3才年下の妹がいる。小学校入学と同時にピアノのレッスンを受け、中学時代はフォークソングクラブに所属。中学2年の秋に『スター誕生!』に応募するが、この時は書類選考の段階で選外となる。1979年に当時女子高だった私立 大阪女子学園(現 大阪夕陽丘学園高等学校)に進学し、全国的に有名なマンドリン部に入部する。同年12月、芸映プロが主催した「ヒデキ(西城秀樹)の弟・妹募集オーディション」に応募、翌1980年3月15日に中野サンプラザで開催された決勝大会に於いて応募総数25,160名の中から優勝する。

コンサートでフィーチャーされていたシーンを見て、期待し始めてから約1年半、ついに熊井友理奈のソロ写真集が発売になりました。撮影は河野英喜という、この年代のアイドルの写真集としては手堅い人選。キッズネットではあるけど、まずは大外ししないだろうという感じを受けての購入。衣装は水着が3パターン(黄色、赤ストライプ、デニム)。本人のインタビュー(Gザテレビジョンより)に「水着もあるし、ちょっと恥ずかしいな、と思いました。」

水着は全部セパレートだけど、ホルターネック主体で、下はビキニではない。ということで割と穏健だけど、この年代ならそれくらいが当然だし、良い選択だと思います。あとは普通のキャミとかワンピース、あと最初が制服、最後が浴衣。バリエーションがこのページ数の写真集としては多い。しかも、可愛らしい衣装が多くて、着せ替えの楽しみがあります。白のワンピースとか、ブルーのフォークロアっぽい衣装が特に可愛らしい。あと、制服と浴衣も良好。特に制服は、スマートな感じが出ています。2001年は表立って派手な展開はなかったものの、グラビアの転換期に入った年と見ることができる。

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