2007年9月26日水曜日

川村ひかるのグラビアデビュー

グラドルは、デビューから時間を経て人気が出てきたものもいる。2年前に第1回クレアラシル「ぴかぴかフェイスコンテスト」でグランプリを獲得し芸能界デビューしていた広末涼子がNTTドコモのポケベルCMで全国区となり、可憐な美少女キャラとしてグラビアにも進出。『ショートカット』という流行キーワードを生み出し、多くのファンの心を虜にした。1993年にねずみっ子クラブでデビューしていた仲根かすみがこの年以降ソロとしてグラビア活動を始めて人気を得る。

同じ頃川村ひかるがグラビアデビューを飾っている。1997年、この年でグラビア界で一番大きな出来事といえば、大手芸能事務所ホリプロをバックボーンにしたグラビアアイドル優香のデビューである。幼さを感じさせる愛らしいルックスとそれに似合わぬ巨乳の持ち主というギャップで一気にグラビアクイーンに。その後も司会業から芸人並みのコントまでこなせる幅広い適応能力が評価されて人気タレントになったが、グラドル時代に発売されたDVDや写真集は今なお売れ続けている。

そしてこれを皮切りに他の芸能事務所もイエローキャブの手法、いわゆる「巨乳ブーム」に追随する動きが出ている。この時の事を野田・現サンズエンタテインメント社長は『自分たちは小さい事務所だから自分トコのタレントを世間に知ってもらう為にはグラビアみたいなところから始めるしかなかった。でもそこに大手のホリプロが入ってきたからね。優香はホリプロの大看板を背負って出てきたわけだから、こりゃ、「勝った」なって思ったな。

やっと俺のやってきたことが認知されたなって、それまでも少しづつ変わっていたけど、優香が売れたことによって巨乳=トロイみたいな認識から、その子の頭の良さや人間性に注目してくれるようになったよね。』と語っている(QuickJapan Vol.68「特集グラビアアイドル」の対談記事から)。優香はデビュー1年後の1998年の第36回ゴールデンアロー賞グラフ賞を皮切りに1999年第37回最優秀新人賞・放送新人賞、2000年第38回放送賞と3年連続でゴールデンアロー賞を受賞し、第40回ゴールデンアロー賞でゴールデングラフ賞の記念表彰を受ける快挙を成し遂げて、グラビアアイドルの地位向上に大きく貢献した。

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